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2002/06/11 UPDATED
赤外線検出部については、家電用リモコンの受光モジュールを流用し、スタートラインに設置した 38KHz変調の赤外線を受光させます。
ソフトウェアは、Microchip社のアセンブラ mpasmでアセンブルしてあります。 mpasm は ftp://ftp.microchip.comで入手する事ができます。
PIC16C84では、前回の PIC16C57と違いスタックが8レベルとなり、プログラムサイズも縮小、かつプログラムもしやすくなったのですが、プログラムエリアが1KWとなったため削られた機能もあります。
回路図中には電源レギュレータ付近に記載してありますが、パスコンは PIC16C84, M35012, LM1881, NJM2264, NJM2266 のできるだけ近くへ配置してください。 赤外線送信部は防水性能が重要であるので、VU管と言ういわゆる排水管を使ってケースを作ります。
配水管を15〜25cmに切断し、前側に永久蓋, 後ろ側にはひねると取れるタイプの蓋を取り付けます。
永久蓋には長方形の赤外光が出る穴をあけて、透明アクリル板もしくは赤外線フィルターで水が入り込まないよう接着します。
諸回路や電池ボックスなどは発泡スチロールを丸く切って内部に固定すると良いでしょう。
当然、後ろ側のひねると取れる蓋が付いているのは電池交換や電源スイッチ操作のためですから、その役目が果たせるような構造にしなければなりません。
受光モジュールは家電用であり、テレビのリモコンに反応するのでギャラリーにイタズラされないよう注意しましょう。
赤外線送信機は送出窓を縦にしてスタートラインに設置します。
パイプ型形状は某社のホットラップに似ているので同じように設置固定すればよいでしょう。
ピットロードに入り本コースに入るときにスタートボタンを押します、この時画面は READYの表示になります。
最初の1周目はたいがいウォームアップ走行ですから、最初の赤外線検出までは計測が開始されません。
ぐるっと廻ってきてスタートラインを通過し、赤外線を検出すると、計測が開始され、画面には、"LAP 01"が表示されます。
以降赤外線を検出する毎に ラップ数, 直前のタイムが中央に表示されます。
何周かすると1ヒートが終了するわけですが、計測を終了するには、エンドを押下します。すると、"LAP CONTENTS" 画面になり、周回したラップ毎の計測リストが表示されます。
スタートボタン/エンドボタンがそれぞれ 次頁, 前頁となっており、タイム表示横に矢印があればページをめくることができます。
また、リセットボタンを押す事により、PUSH START画面にジャンプし、再び計測を開始することが可能です。
タイトル画面 電源オン | PUSH START表示 ピットロードからコースへ進入、スタート押下。 | READY表示 最初の赤外線検出待ち | 計測 ヒート終了時エンド押下 | 結果表示 リセットボタン押下により、PUSH START画面に 戻る。
ビデオインポーズ機能を使わないユーザのために V2.0Zバージョンのプログラムも作成しました。 ブルーバックモード専用で、画面全体に時間が拡大文字で表示される仕様です。 この仕様と標準仕様が切り替えできると本当は良いのですが、1KWのプログラムエリアではできませんでした。
PIC16Cxx Applications Handbook V1.1 Parallax, Inc. PIC16Cxx PIC Tools Manual V3.1 Parallax, Inc. MPASM User's Guide Microchip 専用マイクロコンピューター/リモコン・OSD編 三菱電機(株)
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