ゲーム基板用SFCコントローラレシーバの製作 Copyright (c)1995 By H.Kashima, Jan.30 '95 1. はじめに ゲーム基板のために使うコントローラといえば、コンパネと呼ばれるゲーム基板屋 さんで売っているものを使うというのが一般的ですが、パラレル転送であるために 何十本というリード線を引っ張り廻してコンパネと基板を接続しなければなりません。 一方、家庭用ゲーム機であるスーパーFァミコン(以下SFC)はコントローラ情報を シリアル転送する事により、信号線を5本に抑えています。 さらに、サード パーティー製のSFC用コントローラは多機能の割には安価なものがたくさんあり、 このコントロール信号が基板用に変換できれば、なんと便利なことでしょう。 そこで、ちょっとしたレシーバを作ってみました(と言っても、2年前の話ですが)。 95年1月現在では、CAPコン社から家庭向けのCPS1が発売され、これにはSFC コントローラ互換のインターフェースが搭載されています。 同社は、SFC用の CPSFァイターを使用せよとうたっています。 2. 回路図 タイミングコントローラ, シフトレジスタ, 出力バッファ で構成します。 転送 クロックは、500KHz と少々高めですが、SFCコントローラを接続して不都合が出る 時は、この高すぎるクロックが原因ですので適当に調整する必要があります。 出力 バッファは、7407を使用してオープンコレクタ出力とし、ゲーム基板互換として います。 3. 製作 SFCコントローラを使うには、あの変な形のコネクタから信号を取り出さなければ ならないのですが、これに合うレセプターは売っていないので、都合のいいコネクタを 勝手に付けてしまいます。 加島は、5Pの DINコネクタに統一することにしたので、 コントローラからケーブルを取り去って、コントローラ本体に穴をあけて DINコネクタ を付けました。 取り去ったケーブルの先に DINコネクタを付けておけば、いつでも SFC用にカムバック可能という訳です。 レシーバ回路は、ICB-96相当の基板を使うとピッタリ組めます。 ゲーム基板への 配線は、フラットケーブル+コネクタを使えばすっきり配線できます。 本物のコンパネを使用する時は、コンパネにトランスミッタ回路を付けますが、 バッ活(今はゲームラボ)のバックナンバーに、「SFCへSF2のコンパネを付ける」 とかの記事があったかと思うので、それを参考にしてみてください。 ゲーム基板をSFC純正コントローラで操るのって結構へんな感じですよ。(^_^) ホームページ: http://www.keisei.tsukuba.ac.jp/~kashima/games/