SEGA PICOの分解

内部写真

・Ⅰ型(仮) HPC0003(VA0,1993年〜S/N#A50285558)

本体外観

メイン基板

基板裏

左上にはメガドラ用パッドコネクタを、右側には拡張スロットを取り付けるためと思われる空きランドがある。 どうやら、幻(？)の初期型基板らしい。




　タッチペンとLED基板。 タブレットは静電容量結合方式で、タブレットのマトリクスから発せられた電波をペンが受信するという仕組みである。 最寄りのマトリクスとの関係で位置を検出するわけだ。




　タブレットとスクリーンのアンテナマトリクス。 横44 x 縦32である。




隣り合ったマトリクスの２信号

上:マトリクス信号、下:ペンのトリガー

　タブレットの波形。 キャリアは455KHz、走査周波数 28.4KHz、１スキャン 5msであった。



・Ⅱ型(仮) HPC0003(VA2,1995年〜 S/N#462034391)

メイン基板

　メガドラパッドと拡張コネクタの空きランドが無くなり、メインメモリが 16bit幅のSRAMに変更されている。主要チップの変更はなし。



・Ⅲ型(仮) HPC0008(1998年〜 S/N#194054895)

本体外観

メイン基板

基板裏

・Ⅳ型(仮) HPC0009(2001年〜) S/N#125177466

本体外観

メイン基板

基板裏

　最新型のPICO。 CPUとVDPが１チップに集積され、メモリーは 2MbitのSDRAMになっている。 ここまで集積されていると解析が困難である。これ予想通り。 旧型PICOジャンクを仕入れて正解。



・カートリッジ

4M ROM	USB付き	SRAMバックアップ付き	PS2KeyI/F付き
キーボードピコ

　4Mタイプの搭載ＲＯＭは JEDEC準拠40pinのMASKROMである。 USB付きのは良く判らないし、見る価値なし(?)。
キーボードコネクタ付きのカートリッジはPS/2 key I/F互換である。 キーボードもＰＣに付けるとアルファベットくらいは入力できる。 Ｎキーロールオーバーが無いのでブラインドタッチはできない。





端子配置

ROM Cartridge # desc. # desc. 1 A17 2 A16 3 A15 4 A14 5 A13 6 A12 7 A11 8 A10 9 A9 10 A20 11 A21 12 A19 13 A18 14 A8 15 A7 16 A6 17 A5 18 A4 19 A3 20 A2 21 A1 22 CE(CAS0) 23 GND 24 GND 25 OE(IC11#8*) 26 D0 27 D8 28 D1 29 D9 30 D2 31 D10 32 D3 33 D11 34 VCC 35 D4 36 D12 37 D5 38 D13 39 D6 40 D14 41 D7 42 D15 43 GND 44 GND 45 CLK 46 VCC 47 SRAM(IC11#7*) 48 LWR 49 MRES 50 VCC *on HPC0003 VA0 PCB Board

Expansion Connector* # desc. # desc. A1 audio in(?) B1 audio out A2 VDD(9V) B2 VDD(9V) A3 GND B3 GND A4 VCC B4 VCC A5 VCLK B5 MRES A6 IC11#39* B6 D15 A7 D14 B7 D13 A8 D12 B8 D11 A9 D10 B9 D9 A10 D8 B10 D7 A11 D6 B11 D5 A12 D4 B12 D3 A13 D2 B13 D1 A14 D0 B14 A23 A15 A22 B15 A21 A16 A20 B16 A19 A17 A18 B17 A17 A18 A16 B18 A15 A19 A14 B19 A13 A20 A12 B20 A11 A21 A10 B21 A9 A22 A8 B22 A7 A23 A6 B23 A5 A24 A4 B24 A3 A25 A2 B25 A1 A26 CAS0 B26 IC11#6* A27 VDPM B27 IC11#5* A28 UDS B28 DTAK A29 IC11#34* B29 BG A30 R/W B30 BGAK A31 AS B31 BR A32 GND B32 GND





チューチュー

42pinROM変換アダプタ

4Mbitフラッシュカード

ＭＤエミュで動きます

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