Keywords:
IR LAP Timer PIC Video Super Impose Car Motor Sports P-LAP
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216.73.216.121
,
47667th
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2004/03/06 UPDATED
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ラップタイマーの製作Ⅲ
Copyright(C)2003 H.Kashima
03/01/09初版
[更新履歴]
2004.1.29 βセンサ基板完成
2004.3.6 P-LAP2センサ回路の訂正
- はじめに
最新チップを利用し、より多機能にして再製作することにした。
Ver1.0で使用していたPIC16C57では、メモリーが72バイトしか無かったために、ラップ記録がたった24周分しか記録することができなかった。 今回の製作では、H8/3664、シリアルEEPROM、RTCを使い、記録周回数 16,000周、日時記録、ビデオスーパーインポーズ、液晶(光電管)ディスプレイの機能を実現したい。
[予定スペック]
本体 CPU H8/3664 16MHz、AT49C1024(1Mbit EEPROM)
表示部 外付けVFDユニット、スーパーインポーズユニット
センサ 埋設磁力線、赤外線
その他 PC通信機能
- 磁気センサー
茂木や筑波サーキットには、スタートラインの地下に P-LAPというポータブルラップタイマーがスタートラインを検出するための磁石が埋設してある。
この磁石は、半導体ホールセンサーを使うと検出することができる。
P-LAPⅡのセンサー回路(2004/03/06)
この回路図は、P-LAPⅡのセンサーを分解して起こしたものである。 ホールセンサーの出力電圧を差動アンプで 220倍に増幅し、コンパレータで電圧検出している。
P-LAPⅡのセンサーに使われているホール素子の型番は不明であったが、手持ちのアルニコ棒磁石で検出電圧を見ると、素子からおおよそ 20cmの距離から、数十μVの変動から検出できる感度があった。
アキバあたりだと、東芝のTHS119や、松下のOH10003が入手可能であるが、同じ磁石ではTHS119で 10cm、OH10003で 20cmからの検出が(というより、電圧変動が確認できる)できる。
P-LAPで使われているセンサーは、入力電圧、大きさ、刻印文字からして、旭化成のHW101Aと思われる。
試作センサー基板
 使用センサーは旭化成HW301A |
 β完成基板 |
TC1000に持ち込んでテストしてみた所、40cm程の高さからスタートラインを検出することができた。 TC1000の磁力は本コースより弱いらしいので、ここで動作すれば感度的には問題ないだろう。
- VFD
今乗っている車(RX-7)には車内時計が無いため、時計機能が付けたい。 すると液晶ディスプレイを付けるのが一番お手軽なのであるが、液晶は、夏の炎天下だと雰囲温度が 80℃を超えるため、液晶は真っ黒になり、かつディスプレイも短命になってしまうのである。 少々値は張るが、VFD(蛍光管)を使ってみたいと思う。
表示例
 ロゴ表示 |
 時計表示 ECUから水温、吸気温も表示 |
VFDはノリタケ伊勢電子の140x16ドットのものを使用する。 表示領域の割には少々基板が大きいのだが、VFDなので仕方がない。 本当はハンドルコラムの上にちょこんと載るようなサイズがベストである。
今回の使ったVFDは、キャラクタ・グラフ混在表示可能なタイプのものである。ビュー表示4面、プロポーショナルピッチ文字表示、グラフ表示、倍角表示等、結構多機能だ。 他タイプには、漢字フォント内蔵なタイプもある。
- 動作説明
- 製作
本体回路図
(2003/05/08)
 プロト機 |
 計測中 |
 通常状態 |
 PowerFCモニタ |
 計測終了 |
 過去履歴 |
 設定 |
 計測中(listmode) |
 タイトル画面 |
- 使用方法
- 参考文献