ec2-3-129-42-59.us-east-2.compute.amazonaws.com , 30687th | 1996/11/13 UPDATED |
にチェックできること。
MRTは、1アドレス当り16ビットのデータで構成され、あるアドレスの属性を記録する。 属性のないアドレスには 0xffff を格納する。
ビット 機能 ------------------------------------- bit 0 X軸1桁目 bit 0 (BCD) bit 1 bit 1 bit 2 bit 2 bit 3 bit 3 bit 4 Y軸1桁目 bit 0 (BCD) bit 5 bit 1 bit 6 bit 2 bit 7 bit 3 bit 8 X軸2桁目 bit 4 bit 9 bit 5 bit 10 Y軸2桁目 bit 4 bit 11 bit 5 bit 12 マップ番号 bit 0 (2の補数) bit 13 bit 1 bit 14 bit 2 bit 15 データフラグ 0:データ有効, 1:データ無効
マップ番号は、複数のマップセットを識別するために格納する。 デジタルSWの コモンピンを GNDにしてハードが完成したため、この3ビットはまとめて反転させて 格納しなければならない。
データフラグは、データを記録したら 0にする。 ROMは消去時 0xff なので、 書込をしていないアドレスは無効になる。
あるアドレスが読みだされたらそのMRTデータをラッチしなければならないが、 これは、プログラムROMより速くマップ番号をデコードし、/CS が切れてから、 プログラムROMのデータが無効になる前にMRTをラッチしなければならない。
プログラムROMの Tacc は一般的なの車種で 120nsとしても、デコードには充分 な時間であるが、Tod(/CS) が切れてから データが無効になる時間) は速いものに なると、35ns以下(加島が使ったものは Tacc = 70ns, Tod = 35ns)になるので、ラッチ TTLのホールド時間と NORゲートの遅れを考えると、NORゲートは ASシリーズ(4.5ns) を使った方が安全である。
リセット動作は、0xffff をラッチさせる。 表示部では 0xffff のデータの場合は 表示が消えるようになっている。
表示部は、数値的情報を得るため7ゼグ表示とした。 一番難しい所は収納する ケースの作成である。
MRTは、下のような .MRTファイルを作り、mkmrt.exe を走らせると、????l.bin と ????h.bin の MRT-ROMデータ上位/下位2ファイルと、????.idx インデッ クスファイルを得ることが出来る。 .bin ファイルはMRT-ROMに書込み、イン デックスファイルは印刷して表示部に貼っておく。
[sample.mrt] ; ; マップリファレンステーブル(注:どの車種のでもない) ; ; 1カラム目が ';' だと、その行はコメント ; sample.bin 用 94/8/22 By H.Kashima ; ; マップ名 先頭アドレス 横幅 縦幅 点火1 7000 16 16 点火2 7100 16 16 燃料1 7200 16 16 燃料2 7300 16 16 その他1 7400 16 16 その他2 7500 16 16 その他3 7600 16 16 [sample.idx] #00 点火1 7000 16 16 #01 点火2 7100 16 16 #02 燃料1 7200 16 16 #03 燃料2 7300 16 16 #04 その他1 7400 16 16 #05 その他2 7500 16 16 #06 その他3 7600 16 16
走行中セレクタを切換えると、切換えのショックでデタラメな表示になるので、 リセットスイッチを押す。
フロントエンジンの車は大抵、助手席の足元にECUが設置されるので、ROM 搭載部(スキャナ部と呼ぼうか)と表示部を1ユニット上に組んでも、そう差し支え ないが、リアトランクにECUがあるMR2などの場合は、スキャナ部と 表示部を分離して使用する事になる。
表示部の裏に吸盤を取り付け、フロントガラスに吸いつけてモニターすると見やすい。
チラチラ表示されるデータは、目をこらして見ると結構判明するが、モニター ばかり見て前を見ないで運転すると危険なので注意すること。;(^_^)