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ヤマハ SMAX(XC155 1DK4) FETレギュレータ化

ec2-3-133-12-172.us-east-2.compute.amazonaws.com , 9230th 2017/11/13 UPDATED

  • SMAXの電源はノイズ乗りまくり
  • ウィンカーのLED化をするのに ICリレーへ換装したところ、ウィンカーを点灯させてもいないのにリレーが作動しっぱなしになるという奇妙な現象に見まわれた。 リレーの不良かと思いメーカーに問い合わせると、ヤマハ系バイク用の誤作動対策部品があるということで、対応部品を装着すると正常に動作するようになった。

    対策部品とは電源端子に1,000μFのバイパスコンデンサーが入った延長コネクタで、スクーター側の電源ノイズを抑えるためのものだった。 要は、SMAXの電源ラインはICリレーが誤作動くらいノイズがでかいということだ。

    SMAX電源波形
    (レギュレータ部, アイドリング時)


    リプルでかすぎ。検電ポイントはレギュレーターの端子部で、スパイクノイズは 43V-pp程ある。
    SMAX電源波形
    (リレー部, アイドリング時)


    リレー端子の波形は長い電源配線がコイルの役割りをしてノイズは多少抑制されるが、それでも 18V-pp程の瞬断ノイズになる。この瞬断ノイズで ICリレーが誤作動するという訳だ。


  • FETタイプのレギュレータに交換してみる
  • バイク用のレギュレーターはオルタネーターのワット数やバイクの系列で共用である場合が多く、寸法と変換型が合えば流用が可能だ。大きく分けて単相(2+2本)、三相(3+2本)、三相+フィールドコイルタイプ(5+2本)があって、他車のものでも配線を組み換えて使う事ができる。

    フォルツァ(MF08)用レギュレーター


    縦横と取り付け穴の寸法がほぼ同一。 但し、SMAX純正より厚く、取り付けネジの噛みが薄いので注意する。
    型番からFET/Tr型が判別できる(?)


    型番の頭が Fから始まるレギュレーターは、FETタイプ言うことらしい。他の Sから始まるものはトランジスタタイプということになる。
    コネクタ換装後



    250型6ピンコネクタを取り付け。250型コネクタはメス側にフックがあるタイプと無いタイプとバリエーションがあるので購入する際は注意。使用するのは、オス側にロックの受けがあるオス側
    ゴム部の加工


    部品の右下の部分がフレームに干渉するので、カッターで削っておく。
    取付部の加工


    ネジの噛みが薄いのが気になったので、取り付け穴の廻りをフライス加工してみた。 でも、そのまま加工無しでも問題なし。 フライスで 6mmくらい掘ったら、中の充填剤が出てしまった。 真似して削る場合は、表面の厚さが 3mm程なので 2.5mmくらいにしておいた方が良い。
    取り付け後


    まー、こんな感じで。
    交換後の波形
    (FETレギュレーター出力部)


    多少リプル(2.4V-pp)は出ているがスパイクノイズは皆無だ。 スパイクノイズがあると、取り付ける電子機器の電源回路の出来が良くないと誤作動級でノイズの影響が出てくる可能性があるが、この程度なら安心して使用可能だ。
    バッテリー無し波形
    (FETレギュレーター出力部)


    無負荷(バッテリーで平滑されていない)のレギュレーター波形。 怪しいスパイクノイズは無い。
    バッテリー無し波形
    (純正レギュレーター出力部)


    ちなみに、SMAX純正レギュレータの無負荷波形。 エンジン半回転(?)に分けて電圧監視 <-> 充電を繰り返しているのか不明だが、バッテリーが付いていないと起電しない。でもってスパイクノイズだらけ。


  • まとめ
  • スクーターに ETCやら、ICリレー、USB電源など増設する場合は、おすすめの改造。 負荷効率が良くなっているのか、アイドリング~低速の調子が良くなったかな?? まー、パワー的には微々たる効果だろう。


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