分解してびっくり。時間を 9,999カウントするだけなのに R8C 16ビット
マイコン(48KB Flash/6KB SRAM)を搭載！
開発が他のシステムと共通なのかも知らんが、タイマーでチンするのには
オーバースペック過ぎ。
電源部。
この個体は電源入力が AC24V/DC12-24V仕様だが、絶縁 AC-DCで
受けていないので、マニュアルに GNDを電源と共通にするなと書いてある。
AC24Vと書いてあるのに、受けが半波整流なので+/-逆ではNG。まじか。
NJM2360A(MC34063Aコンパチ)のチョッパ電源が組んであるが、変わった
回路になっていて、降圧モードだけではなく昇圧も兼用なのか一見
読み切れない構成になっていた。NJM2360Aの出力は 14Vで、その後ロジックの
5Vへはツェナ＋Trで生成している。三端子レギュレータじゃダメなのここ？
背中に設定用のディップスイッチとゲート入力のフロントエンド回路。
0～2V、2～30Vで Low/High認識なのだけど、1信号あたりトランジスタが
4つ組まれている。そんなに要るの？と思うが、電源ONと同時にカウント
したり、電源OFF～ONの間でカウント値保持して再開したりするモードが
あるので、誤作動防止用なのかも。
縦方向にスライドする KEY PROTECTスイッチが付いているが、こいつが
縦に付いているせいで、可逆的に分解ができない。端子部のフックを押すと
パネル側にスルっと臓物が引き抜けるのだが、スイッチのスライド板を
外さないと抜けない。横スライド方向に付いてればそのまま抜けるのに。
なんてこった。
