Keywords: Fuel-Injection ECU EFI MITSUBISHI EEPROM H8 H8/539 FLASH

Copyright(C)1999-2001 H.Kashima

ランエボECUデータ書き換え

EVOFLASH
ec2-3-22-51-39.us-east-2.compute.amazonaws.com , 68223rd 2001/06/06 UPDATED

1999/06/30 1st edition


- 無保証 -

この情報は加島が勝手に解析したものであるため、メーカー・その他への一切の問い合わせを禁止する。また、加島は、この情報に起因する全ての損害・その他の責任を負わない。

何より、本情報は、ECUを破壊するための危険・変態・自慰行為の何ものでもないことをここに警告する。

解析ログ

1999.5.20	生け贄ECU・流出バイナリ入手
1999.5.25	H8 CPUマニュアル入手、解析開始
1999.5.26	通信ルーチン発見
1999.6.7	リライトシステム応答
1999.6.18	読み出し成功
1999.6.21	通信アダプタ完成
1999.6.29	書き込み成功


  1. CPUについて
  2.  日立の H8/539Fのカスタム版らしい。 ブートプログラミングモードが殺してあるみたいだ。



  3. 内蔵メモリの書き換え
  4.  ユーザープログラミングモードは生きていて、CPUモードを変更しリセットをかけると内蔵のメモリ書き換えシステムが起動する。 あとはシステムと通信して書き換えを行うだけだ。

    Vpp端子に+12Vを印加しECUを起動すると、ECUに内蔵の書き換えプログラムが、ROMエリアからSRAMに転送されて制御が移る。

     Vpp端子は基板上で他の回路へ接続されているので、信号の衝突を避けるためにトランジスタの足を浮かせておく。




  5. コマンド・プロトコル
  6.  ECU側の通信設定は、9,600bps, S8N1である。

    データを1バイト送出する毎に次の様な交信を行う

    (コマンド等)
          ECU             PC
    ------------------------------
               <------  data       データ1バイト
          data ------>             送ったデータのエコー
               <------  ACK        ACK. 任意のデータ1バイト
    
    (戻り値)
          ECU             PC
    ------------------------------
       results ------>             戻り値
               <------  ACK        ACK. 任意のデータ1バイト
    


    コマンド一覧を以下に示す。



  7. 通信コネクター


  8.  日立製のF-ZTAT評価ボードのピン配置と互換である。 ここんとこにISP通信アダプタを接続する。

    アダプタは、拙作H8用ISPアダプタや、後述のRS232Cレベルコンバータとトグルスイッチで作る、なんちゃって(爆)アダプタが使用可能である。



    ちなみにユニットのぶっ壊しかた

    ここんとこにマイナスドライバーを突っ込んで引っぱり出すケースの奥のこの部分で接着剤で貼り付いている


  9. 即席書き込み機
  10.  H8用ISP書き込み機を自作できる人は、作ってもらえれば問題ないが、10箇所以上のハンダ付けは死ぬ〜という人向けの即席アダプタの作り方を紹介する。

    書き込み機は、RS232Cレベルコンバータが手に入れば、残りはトグルスイッチで代用できる。 ポケコンやザウルスのRS232Cアダプタでも良いのだが、出力電圧やスピードに問題があるので、今回は、アルファープロジェクトという会社で販売しているレベルコンバーター基板 PC-RS-03 (3,500円)を使うことにする。


    (注)北斗電子のFLASH1は使えません。・・・本来の使い方じゃないから使ってくれるなって。(泣)



    PC-RS-03レベル変換器
    ECUとの配線図
    クリックでPDF表示
    JST製 PH型コネクタ


     きれいに仕上げたい人は JST製PHコネクタ(2mmピッチ8ピン)を買ってきてECU基板に付けると良い。 ECUにリード線を直接ハンダ付けして、レベル変換器のコネクタを抜き差ししてもOK。

    配線図中のスイッチはプログラムモードと通常モードの切り替えである。 作業の流れとしては以下のような感じ。



    モード切替オン → IGオン → evostat/evoflash/evoreadの利用

      → モード切替オフ → IGオフ → 終了



  11. 書き込みユーティリティー
  12.  汎用書き込みアダプタを使用するユーティリティを製作中。

    ベクターシェアレジにて 20,000円で頒布予定。

    AT互換機PC-DOS専用。 Win98/MeのDOS窓でも動くか知らんが、書き込み中に割り込み入ってフラッシュ失敗しても知らんよ。(爆)

     気軽にPC接続が確認できるよう、evostatコマンドはフリーソフトとする。 書き込みコマンドを発行しない限りECUのデーターが破壊される心配はない。
    これでアダプタのテストをし、エンジンコードが読めるのを確認した上で、書き換えソフトを使って作業を進めてほしい。

     なお、チップの定格書き換え回数は、100回である。 100回書き換えたらフラッシュメモリの寿命で、昇天すると、思った通りに書き換えができなくなる。 AKI-H8の例からすると、200回はイケるかも?という報告もあるが、寿命が近づいたと感じたら(?)、ノーマルに戻して大事に使った方が良い。


    いいかい?寿命は100回、100回だよ。 100回のトライでデーターを仕上げる自信ある??






参考文献


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