Keywords: HKS FCON F-CON 金プロ Vpro Vプロ モニタ PIC18F452

FCONモニタの製作

ec2-3-135-184-195.us-east-2.compute.amazonaws.com , 67459th 2004/05/28 UPDATED
Copyright(C)2003 Kashi.

注意

この情報群についての(株)HKSへの問い合わせは一切しないでください。

バージョン履歴
  Ver0.2	β公開初版
  Ver0.3	銀プロ対応
  Ver0.4	ワーニングLED、バーグラフスケール、キーリピート
  Ver1.0	他適当化、初版。
  Ver1.1	SZ, New金プロ対応(作成予定)

  1. はじめに
  2.  FCONにもFCコマンダのようなモニター機能を、という事で、モニタ出力可能なすべての項目(項目ラベル表参照)について表示可能な、簡易モニターを作ってみた。

     本体は、ハード・基板設計から起こすと好きなように作れるのだが、お手軽・ローコストの点から、秋月電子のPICスタンドアローンキットを使うことにし、ソフト(ファーム)は、フリーウェアとすることにした。
    製作環境の整っている人ならば、5,000円以下で製作が可能である。 なお、ソフトの扱いはGPL(GNU General Public License)に準拠する。



  3. 製作
  4.  キット付属の PIC16F874はパワー不足なので PIC18F452を代わりに使用する。 18F452については別途入手する必要がある。

     PICスタンドアロンキットを付属説明書通り組み立てるのだが、いくつかの注意点を紹介しておく。 まず、フラットパッケージのSRAMがヘンテコな形でソケット付けされている。 これは接触不良になりがちなので、先の細そ〜いはんだごてを使って、ソケットとSRAMの接合部分をハンダ付けしておくのがお勧めである。 それから、SIPEXという会社の SP232という 16pinのICが付いているのだが、このメーカのICは不良?が多くおかしな動きになる原因になるので、MAXIM(MAX202)か、AnalogDevices(ADM202)に交換しておくと良い。フラッシュができない、あるいは、通信がおかしいなどの症状の場合は一度交換してみることをお勧めする。

    FCONと接続するためのケーブルは、RJ11/4芯モジュラーコードを途中で切って、それを 9ピンD-SUBメスコネクタへハンダ付けする。

    モジュラーケーブルの色はモノによってまちまちなので惑わされないこと。 FCON正面、コネクタのロックを下側に見て、左から1〜8とした時に、2,3,5を D-SUBコネクタと同じピン番号に取り付ける。



  5. ファームウェア
  6. アップデートを容易にするために、I'vars PIC pageにある、ブートローダーファームを PIC18F452に植え付けておく。

    PICスタンドアロン用ブートローダ (2003/08/05)


    まず、上のブートローダーを PIC書き込み機を使ってPIC18F452へ書き込む。
    このローダーは、SW4を押しながら電源ONすると速度38,400bpsのブートローダーモードになるようになっている。

    FCONモニタファーム Ver1.0 (2003/09/08)
    (直接焼いても動きません。 ブートローダー経由で書き込みしてください)


    ブートローダが書けたら、上のファームウェアを I'vars PIC pageにある Downloaderを使って PICをフラッシュする。
    PCのCOMポートとPICスタンドアロンの232Cポートをクロスケーブルで接続、Downloaderを PIC18ファミリ、38400bpsに設定して Writeボタンを押すと書き込みが開始される。


     プログラムに興味のある人は、下記にソースも公開するので参考にして欲しい。
    なお、ソースコードの扱いについては、GPLに準拠する。

    FCONモニタソースコード Ver1.0 (2003/09/08)


  7. 使い方

  8.  モード切替ボタン(SW1)を押すごとに、8項目表示 -> 4項目ピーク -> 2項目棒グラフ -> 警告値設定 -> セットアップのモードが切り替わる。
    [スイッチの役目]
     SW1 モード切替
      SW2 項目選択/ピークリセット
      SW3 DOWN
      SW4 UP
    
    ・8項目モード

     項目選択キーを押すごとにカーソルが各項目順番に移動する。 UP/DOWNキーを押すと、カーソル位置の表示項目が選択できる。

     項目名の英略記についてはラベル表を参照の事。



    ・4項目ピークホールドモード

     4項目をピークホールド付きで表示する。 SW1(項目移動)を押すとピーク値がリセットされる。



    ・2項目棒グラフモード

     8/4項目モードの表示項目の内の先頭2項目について棒グラフ付きで表示をする。 項目選択ボタンで項目選択をし、UP/DOWNを押すと、棒グラフのスケールを変更することができる。 0〜100の間の表示値でフルスケールとしたい場合は 100を設定すると、左から右まで目一杯使って表示される。



    ・警告値設定モード

     4項目について警告値を設定する事ができる。 警告値に達する項目が出た場合に赤ランプが点灯する。



    ・セットアップモード

     モニタ情報を採取する時間間隔(interval)と、接続する FCONのタイプを設定する。 interval値は 100ms〜5000ms、接続できるFCONのタイプは 金プロVer3.0x(VPRO3.0x), 3.1x(VPRO3.1x)、FCON-S、銀プロ(VPRO2.x)の4種類である。 FCON-Vは接続できない。



  9. 参考文献


  10. 頒布について
  11.  ご希望の方に有償にてプログラム済み PIC18F452チップを頒布します。

    頒布についての問い合わせはこちらまで。

E-mail [注意]不適正な題名は即座ゴミ箱、名前を名乗らぬ者への返事はしない事があります。フリー系メールからは自動的に拒絶する場合があります。
-- LINK FREE --
 
HOME LAST