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40766th
2002/06/11 UPDATED
本当は、シフトポジションや走行速度も出したかったのですが、500円マイコンでは今の仕様が適当でしょう。
赤外線検出部については、家電用リモコンの受光モジュールを流用し、スタートラインに設置した 38KHz変調の赤外線を受光させます。
ソフトウェアは、Microchip社のアセンブラ mpasm ver1.21でアセンブルしてあります。 mpasm は ftp://ftp.microchip.com/pub/ で入手する事ができます。
PIC16C57ではサブルーチンを1Kバイト分のエリアにしか配置できないことと、スタックエリアが2ワードしか無いこともあり結構面倒でした。
また、他人が製作するにあたって問題になりそうなのはPIC16C57へのプログラム書き込みでしょうか。このあたり、実費で書き込みサービスをしてあげられるかもしれないので、ご希望の方はメールで連絡を下さい。
回路図中には記してありませんが、PIC16C57, MSM6237, LM1881, 74HCT04 の電源ラインに0.1μF程度のパスンを入れておいて下さい。 さもないと、保証付きで誤動作します。 ;(^^) 赤外線送信部は防水性能が重要であるので、VU管と言ういわゆる排水管を使ってケースを作ります。
配水管を15〜25cmに切断し、前側に永久蓋, 後ろ側にはひねると取れるタイプの蓋を取り付けます。
永久蓋には長方形の赤外光が出る穴をあけて、透明アクリル板もしくは赤外線フィルターで水が入り込まないよう接着します。
諸回路や電池ボックスなどは発泡スチロールを丸く切って内部に固定すると良いでしょう。
当然、後ろ側のひねると取れる蓋が付いているのは電池交換や電源スイッチ操作のためですから、その役目が果たせるような構造にしなければなりません。
それは、VIDEO IN に何らかの映像が入力されていないと画面が乱れてしまう事です(計測機能は生きています)。
一旦乱れてしまうと、タイム一覧表示モードまで正常に表示できなくなるので、なるべく映像信号を途絶えさせないよう注意する必要があります。
これは、ビデオレコーダとカメラが一体になっていて、カメラ - レコーダ間が直結になってしまっているので、本機を使って文字を挿入することができないためです。
また、誰かにストップウォッチで計ってもらえば?と思えるほど意味のない使い方ですが、秋月などで売っているブルーバックジェネレータを入力に接続し、出力を液晶モニターなどに接続するといったこともできます(本機には NTSC信号生成機能がないため、何らかのビデオ信号を入力する必要があります)。
受光モジュールは家電用であり、テレビのリモコンに反応するのでギャラリーにイタズラされないよう注意しましょう。
赤外線送信機は送出窓を縦にしてスタートラインに設置します。
パイプ型形状は某社のホットラップに似ているので同じように設置固定すればよいでしょう。
ピットロードに入り本コースに入るときにスタートボタンを押します、この時画面は READYの表示になります。
最初の1周目はたいがいウォームアップ走行ですから、最初の赤外線検出までは計測が開始されません。
ぐるっと廻ってきてスタートラインを通過し、赤外線を検出すると、計測が開始され、画面には、"LAP 01"が表示されます。
以降赤外線を検出する毎に ラップ数, 直前のタイムが中央に表示されます。
何周かすると1ヒートが終了するわけですが、計測を終了するには、エンドを押下します。すると、"LAP CONTENTS" 画面になり、周回したラップ毎の計測リストが表示されます。
スタートボタン/エンドボタンがそれぞれ 次頁, 前頁となっており、タイム表示横に矢印があればページをめくることができます。
また、リセットボタンを押す事により、PUSH START画面にジャンプし、再び計測を開始することが可能です。
タイトル画面 電源オン | PUSH START表示 ピットロードからコースへ進入、スタート押下。 | READY表示 最初の赤外線検出待ち | 計測 ヒート終了時エンド押下 | 結果表示 リセットボタン押下により、PUSH START画面に 戻る。
この方法ですと、タコメータ信号と車速信号のみでシフトポジションが表示可能です。Version2.0あたりで考えてみましょうか。
PIC16Cxx Applications Handbook V1.1 Parallax, Inc. PIC16Cxx PIC Tools Manual V3.1 Parallax, Inc. MPASM 1.21 User's Guide Microchip 標準LSIデータブック 沖電気(株)
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