18-97-9-168.crawl.commoncrawl.org , 217633rd | 2001/07/31 UPDATED |
デメリット
200mm x 150mm以下の大きさで、フラットパッケージとシュリンクパッケージとZIPパッケージが混在していて配線がもの凄く多い場合、もうこれは感光基板に決定です。
また、初心者にはサンハヤトから発売されている「プリント基板工作キット PK-6」がお勧めです。 150mm x 100mmの基板を作るための薬剤と簡単なフィルム作成用具が揃っています。
私の場合は、1年モノの基板を使うとき普段より1分間長く(紫外線露光で)露光しました。
本パッチは、ServicePack2を適用後にClient98のトップディリクトリに置いて起動し、パッチをあててください。
初めて露光をする時や、ランプの種類を変えたときは露光時間試験をすることをお勧めします。 サンハヤトから露光テスト用の感光基板 TEST-Kが販売されているので、それを使いましょう。
(※追記)露光の作業をするのに、完璧な暗室にはそれほどこだわる必要はありません。 昼間でも、部屋のカーテンを閉めるなどして薄暗くしておけば問題ありません。 蛍光灯を近距離で露光しても15分以上感光時間がかかるのです。
店での保存状態や基板そのものの品質のばらつきによって、現像しても感光膜がうっすら残る事があります。 現像後、光に照らして良く見ると判ります。 不幸にして感光不良のエリアができてしまった場合は、有機溶剤をティッシュペーパーに付け、余分な膜が取れるまで表面を溶解します。 溶解した後は、現像液で軽くこすり、その後水洗いします。
包装と基板本体との間にたまる空気の層が原因か、はたまた製造過程の問題か、原因は分かりませんが、エッチングしてからパターンを削るよりは、上の方法で処置した方がはるかに楽なので、注意して検査しましょう。 また、くれぐれも現像液の温度を適正(約30℃)に保ちましょう。
[現像スプレーについて]
部屋の温度が高くないとうまく現像できないようです。 また、スプレー時は相当臭いがキツイので換気を充分に取りましょう。
(※追記)現像液の温度は高すぎても低すぎてもだめで、必ず温度は30℃付近に保つようにしてください。
[重要!]
現像液の廃液は未処理のまま捨てないで下さい。
現像廃液
現像の完了
露光不良や、その他の原因による現像ムラの例1
露光不良や、その他の原因による現像ムラの例2
露光不良や、その他の原因による現像ムラの例3
[重要!]
エッチング液の廃液は下水に捨ててはいけません。 銅イオン入りの塩化第二鉄液として廃液処理業者へ引き渡すか、サンハヤトのエッチング液を使った場合、廃液処理キットが付属しているので、それを使用し廃棄しましょう。
[汎用恒温ヒータ・湯せんでの作業]
エッチング液加熱中
エッチング開始
エッチング途中
エッチング終了
感光皮膜の残留した部分
[専用エッチング漕での作業]
吊り下げ穴をあける
基板をセット
6分後の基板
フィルムの印刷ムラによるパターン陥没
ピン間2本は楽勝
専用エッチング漕では非常に短時間でエッチングできます。 途中の状態を見ながら作業できないというのもあり、うっかりしていると細いパターンは痩せて無くなってしまうことがあります。 現像時にできたムラの領域などに銅箔が残っているからと、長い間エッチング漕に入れたりして、このような事が起こらないようにしましょう。 エッチング時間は、どんなことがあっても8分を超えてはいけません。
最適な時間は、経験上約7分です。
(※追記)5分半を越えると、感光皮膜の切れ目から浸食が始まります。 5分経ったら一度目視してみて、エッチングむらがあまりにあるようであれば、局部的にエッチングするなどして処理する必要があります。
あと、エッチング漕の対流エアー噴出孔は、長い間使用する内に目詰まりしてエアーが噴出しなくなります。 対流が不完全だとエッチングむらになるので、エアーがちゃんと噴出できるかどうか時々確認しましょう。
[重要!]
エッチング廃液は未処理のまま捨てないで下さい。
基板の裁断
[専用裁断機での作業]
基板をセット
裁断面
専用裁断機は、ノコギリが回転するタイプと、紙の裁断機の様な鋭刃タイプがあります。 私は後者を使っていますが、非常に便利です(ちと値段が高いが)。 使用上の注意としては、ベークライト基板を裁断するときには、あらかじめ基板をドライヤーなどで加熱して柔らかくしておくことです。 そうでないと裁断したときにぽろぽろ角が崩れてしまいます。 なお、ガラス基板は何の問題なく裁断することができます。
ノコギリタイプは別の用途にも使用できますが、鋭刃タイプに比べ基板の粉(恐らく有害)が飛ぶので一丁一旦って所でしょうか。
現像液は、酢酸を入れると溶解した感光物質が凝固して、固形物質は燃えるゴミ、液体は充分希釈して下水に流せるそうです。
現像廃液
エッチング液は熔けている銅を処理剤で沈殿させて、燃えないゴミに、液体は充分希釈して下水に捨てます。処理剤は、Sunhayato製のエッチング液に添付されています。
沈殿処理中
ブクブクブク…
濾過中
(注)この処理は数日かかるので、「たらい」にブチあけて、屋外で1週間ほどほったらかしにして乾燥したところでビニールに集めて捨てるのがよろしい(のでは?)。
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